9月にマレーシア郊外の街Nilaiに滞在中、訪問した釣り堀での釣行記。後掲するYouTube動画で紹介しきれなかった、現地までの交通手段・料金などについて詳しく記しておこうと思う。
目次
マレーシア渡航
マレーシアを訪問したのは今回が初めてで、渡航の勝手がわからなかったが、直行便も多く出ていて比較的行きやすい場所だと感じた。成田空港~クアラランプール国際空港(KLIA)までは片道大体7時間くらい。LCCの料金は往復で6万円弱。当時のマレーシアリンギットと日本円のレート(MYR/JPY)は大体33円強であまり良くはなかったけれど、それでも十分安い価格帯だと思う。
最もLCCは預入荷物が別料金になるので、実際のコスト負担はもっと大きくなる点は注意。
事前釣査
今回のKolam CnR Jugraを含め、セランゴール州南部にはいくつか有名な釣り堀がある。調べた中で面白そうだったのは、まず南部州境に位置するFishing Buddies Fishing Pond (https://maps.app.goo.gl/WHbcwL2Xj4w6oReH9)という所。巨大グルーパーやGTなど大型の魚種が狙えるらしい。時間の都合で訪問できなかったが、余裕があれば行ってみたかった。
もう一つが今回訪問したKolam CnR Jugra (https://maps.app.goo.gl/wSr3Tk4gocH3tLAz7)。この釣り堀は同州南西部、Langat河の近くに位置していて、バラマンディが釣れる事で有名。タイの釣り堀以来、バラマンディの力強い引きが好きになってしまったので、今回も主なターゲットとすべく、この釣り堀を選んだ。
今回、釣り堀情報収集の一環として重点的に調べたのは交通手段。マレーシアでは、中心都市であるクアラランプールを離れると公共交通機関が非常に少なくなる。移動の自由を確保したいので、今回は日本国内で国際免許を取得し、釣り場までの移動手段はレンタカーを借りることにした。
国際免許証は日本の免許証とパスポートさえあれば、短時間で取得可能です。手数料も2,350円しかかかりません(2024年10月現在)。ご参考まで。
警視庁:国外運転免許証取得手続
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai01.html
結果的にこのアイデアは正解。多少道に迷ったり目的地を間違えたりする場面はあったものの、マレーシアの道は案外広くて、交差点は殆どラウンドバウトなので走りやすく、比較的容易に釣り場にたどり着く事ができた。
交通手段としてはGrabやタクシーを使うという手もあるが、今回のCnR Jugraも含め釣り堀はかなり辺鄙な場所にあるため、恐らく掴まえにくいと思う(特に帰路)。
タイなんかでも釣り堀は都市部からかなり離れた場所にあるので、同様のケースでは車を借りてしまうのが良いかも知れないね。タイもジュネーブ条約加盟国なので、同じ国際免許証が使えます。
CnR Jugraの概要
CnR Jugraの釣り堀はいくつかの池から構成されていて、池に依っては持ち帰り前提で釣りをする場所もあるようだった。私の目当てはルアーの使えるキャッチ&リリース(C&R)の池。管理人のおじさん曰く、敷地内の奥にC&R用の池が二つあるとの事だった。実際には、釣りができたのは一番奥の池のみ。後掲のYouTube動画の中でも言及しているけれど、隣の池は水草がびっしり繁茂していて釣りにならなかった。
料金は1時間当たりMYR20(当時のレートで660円位)で、非常に良心的。魚を持ち帰る場合は魚種や量に応じて別途課金されるようだが、C&Rなら利用料金のみで遊べる。
気になる釣果は?
結果から言うと、釣果はまずます。一番の狙いであったバラマンディは50cmアップを筆頭に、45~50cmのサイズがトータルで3尾。
納竿前には、これまた50cmの良型グルーパーが釣れた。
トータルで3時間ほどの釣行だったので、十分満足のいく内容だったと思う。
使用タックル
今回使用したタックルは以下の二種類。
タックル#1
Rod : BOMBADA Magico53
Reel : 23 Calcutta Conquest MDXG
Line : X-Braid Upgrade X4 #3 40lb
Leader : Hardcore Carbonylon 50lb
タックル#2
Rod : World Shaula DTE 1652
Reel : 21 Calcutta Conquest 200XG
Line : X-Braid Super Jigman X4 #2 30lb
Leader : Hardcore Carbonylon 40lb
MクラスのロッドにPEラインは#2~3、リーダーは40~50lbくらいのイメージでよいと思う。リールについては遠投する必要は無いので、シマノであれば200番台でラインキャパは十分。ただし後掲の動画にも出てくる通り、グルーパーは非常に引きが強い魚なので、ドラグはある程度強い方がよいと思う。またバラマンディは上記いずれのロッドでも問題なかったが、グルーパーについてはボンバダロッドの方が強いトルクをいなしやすかったと思う。
使用ルアーと釣法
有効だった釣法としては、バイブレーションのリフト&フォール。事前情報として、必釣法と聞いていたこの手法が実際有効だった。ポッパーやシンペンも使ってみたが、一番反応のよかったルアーはやはりバイブレーション。因みに、バラマンディはいずれも樹脂製のレンジバイブ、一方グルーパーがかかったのはダイソーの鉄板バイブだった。アクションは類似しているが、沈下速度が異なるので、ひょっとすると素材により釣り分けも可能だったかも知れない。
まとめ
終わってみると、安価な価格でソコソコの魚が釣れる、満足のいく釣り場だったと思う。クアラルンプール市内からでも車で1時間強で行けるので、アクセスも悪くはない。注意点としては、前述した通り車以外の交通手段は無いので、できればレンタカーなどを使うのが望ましいと思う。また、周辺は商業施設が少ないし釣り堀にもレストランなどを併設していないので、飲み物や食べ物は予め準備しておくのが良いと思う。
なお、付近には釣り堀がいくつかある。場所によっては明らかにファミリー向けの釣り堀だったり、餌でしか食わない釣り堀だったりするので、場所を間違えないように注意が必要と思う。
私は見事に間違えて、1日棒に振ってしまいました…
当時の釣りの様子はYouTube動画でもまとめています。現地の雰囲気も分かりますので、良ければ是非ご覧ください‼
“マレーシア釣行記 2024年9月(釣り堀・Kolam CnR Jugra編)” への1件の返信