昨年から続いていた仕事が、ひょんな事から急遽3月で終了😮。ぽっかりお休みができてしまったので、故郷である京丹後への釣り遠征を思い立つ。
過去にも何度も訪問している京丹後だが、今回は新たな試みをしたく、まだ肌寒さの残るかの土地へと赴いた🚅。
目次
日程とテーマ
今回の遠征釣行日程は、2023年3月14日~4月7日。テーマは広く「春の日本海での釣り」という事で望む。今回一番の目的(っていうか妄想)は、春イカを釣る事。すでに一部の人達が始めているように、ベイトタックルでのエギングをやってみたかった。また昨年秋に帰郷した際に好釣果だったオフショアの青物釣りも予定に組み込んだ。あの強烈な引きは一度経験するとクセになる。加えて、実家近くの漁港でのアジング。アジ好きな私としては、新鮮なアジのフライを食ってみたい😋。さらにさらに、ワンチャンビッグベイトを使った河口部でのシーバス。すでにハイシーズンは過ぎているが、ひょっとしたら海に降りずに個体が残っているかも知れない、という想定。
…とまぁ釣行前は妄想に耽った訳だが、最終的には明後日な結末を迎えることになる😁。その経過は以降で👇。
事前釣査
事前情報を収集する上で、今回メインターゲットとしていたアオリイカは伊根町周辺の漁港で釣れるという事が分かった。伊根町は京丹後北東部に位置し、独特な家屋形態の「舟屋」や、酒飲み界隈で知る人も多い向井酒造のある町。釣り人目線では、前々からアコウが釣れるという話は聞いていたが、町内の漁港ではイカがよく釣れて、「エギングの聖地」などとも呼ばれているらしい。知らんかったなー。
また、ジギング船のブログでは結構なサイズのブリが揚がっている。寒ブリというには時期は遅いが、まだまだ大きなサイズが出るのではないかと期待が膨らむ。前回釣った魚は「ツバスだね」って某居酒屋店長にdisられたので😂、一度衆人の認めるブリを釣ってみたい。
タックル準備
そんなこんなで妄想が膨らみまくり、タックルの準備と運搬が大変🤣。ルアーのウェイトからアクションから、全て魚種ごとに異なる訳で、当然それぞれの魚に応じたタックル選定が必要になる。一方で今回は実家まで電車を使う事にしたので、運べる荷物の量にはかなりの制限がある。意欲と制約を勘案した上で、選定したタックルは以下の通り。
先ずはエギング。ロッドはジェットセッター86c、リールは16アルデバランにPE0.8号&ナイロンリーダー(VPE)16lbを巻く。現状、エギング用のベイトロッドは世の中に存在しないので、スピニング用エギングロッドと同等の長さで、イカの身切れを防ぐようなるべくしなやかなロッドという事で選定してみた。イカは走らないので、リールに関してはベイトフィネスで十分という考え。ルアーは当然餌木。2.5~3.5号まで数種類買い込んでみた。ちょっとこだわって餌木猿なんて買ってみたり。
因みに、Fishmanではエギングロッドを開発中という事。発売が待ち遠しいね。
オフショアジギング用ロッドには、ワールドシャウラDTE1604に加え、バックアップ用に揃えたスコーピオン1604。リールはロングハンドル化したスコーピオンMDに加え、テイルウォークのエランスーパーワイドパワーを投入。スコーピオンMDにはPE3号、スーパーワイドパワーには4号を巻き、リーダーはいずれも50lbのカーボナイロンを結ぶ。個人的な経験として、近海オフショアジギングではこれくらいのパワーバランスが良いと思う。
アジング用ロッドにはボンバダのフォルミーガ47。アマゾン釣りで有名なボンバダテルさんプロデュースのフィネスロッド。リールは自分の中での鉄板・16アルデバランBFSにAvailの浅溝スプールを入れ、PE0.4号&カーボナイロンリーダー8lbを巻く。ラインブレイクやバックラなどのトラブルを抑えて小物と遊ぶには、これくらいがちょうどいい。
最後にビッグベイトシーバス用。これまた鉄板・ワールドシャウラDTE1652&PE2号&カーボナイロンリーダー40lbを巻いた18アンタレスDCMD。ルアーはみんな大好きジョイクロ178とカゲロウ155F。その他、保険として普段良く使うバイブレーションやミノー、直リグ、SLJ用ジグまで持参。
ぶっちゃけ、この種の妄想がムクムクする時点でワタシの釣りの満足度はは四割方完結してます😝。
これだけの荷物を詰め込んだので、当然カバンはパンパン。海外遠征時に飛行機内持ち込みを想定して買ったモンベルのトライパック、イノベーターのスーツケースに隈なく釣具を収め、入り切らない分はハンドキャリー。我ながら良く持っていったな😁。
ヤバイくらい釣れない
さあ準備万端で釣りレッツゴー💪‼…とイキってみたはいいものの、先刻通り今回の釣りは完全に想定ハズレ。これだけ持参したタックルの半分以上は、役に立たず終わる事になる😭。
まずはエギング。伊根を始め、めぼしい漁港を訪問して餌木をしゃくってみた。ところが、いくつかの堤防には墨跡が認められるものの、イカの下足すら見えない。てゆうか、魚いなくね?くらいイカに限らず魚影が薄い。
釣行前から気象庁のサイトをチェックしていた所、滞在期間の海水面温度は高い時でも15℃程度。一般論的にはイカの活性が上がるには18℃くらい必要という事で、どうやら水温が低すぎた模様。いくら頑張ってシャクった所で、居ないモンは掛かりようがない。
それならば、という事で目先を変えて望んだオフショアの釣りも、まさかのボウズ。しかも2連チャン😭。2回通じて、船全体で青物が数匹、ブリクラスは精々一匹、他は皆メジロサイズという感じ。魚探ではボトムに反応がよく出るのだが、どうにも魚が口を使わない。雰囲気的に、ちょうど寒ブリが終わるくらいの、シーズン移行時期だったのかも知れない。
シーバスもダメダメ。有望そうな河川で、橋脚周りを中心にビッグベイトは勿論、バイブからミノーからワームまで投げてみたが、全くの沈黙😴。これまた魚影、というか生体反応が川から感じられない。得てして魚が釣れる場所というのは、水鳥がバタバタしたり、絶えず水面に波紋ができたり、フナムシやカニが岸際でワチャワチャしたり、何がしかの生命感を感じるものだが、ソレが全くない。コレはあかんヤツや。
アジもどこ行った、という感じ。鉄板ポイントの漁港常夜灯下を数回狙ってみたが、アタリすらない。一応魚影は見えるのだが、種類をいくら変えてもプラグ&ワームには食ってこない。
コレがスキルに依るものなのか、コンディションに依るものなのかは魚に聞いてみないと分からないけれど…こんだけ安定してダメだと取り敢えず凹むわな😖。
守備範囲広めの装備で望んだが、魚の活性ばかりは装備ではどうにもならない。こうまで釣れないと打つ手も無くなる。とは言え、ここまで来たからには何か釣果を上げたい。さあ、どうしたもんかと暫し悩む🤔(次回に続く)。
“京丹後釣行記 2023年3月 ~妄想だけでは釣れんのよ…編~” への1件の返信