この春は、人生初の渓流釣りにチャレンジしてみた。4月中頃、今回もワーケーションの体で2週間ほど滞在し、仕事の合間に釣りを楽しんできた訳。
目次
事前釣査
渓流釣りで有名な河川も数ある中、今回選んだのは山梨県の桂川流域。都内から車や電車で1時間程度で行け、入渓も容易である事から、渓流初心者には良い場所だと思った。事前準備として、やまけんこと五十鈴工業社長の山本健司さんによる桂川ポイント紹介動画は観ておいた。
やまけんさんの動画は渓流釣りに関するコンテンツが豊富で、参考になるよ。
使用タックル
今回使用したロッドは、Fishman Beams Blancsierra 5.2UL。渓流をやるならコレと以前から決めていたロッドで、手堅くヤフオクで購入。ほぼ新品状態で3万円代で購入できた。
リールはShimano 16Aldebaran BFSの左ハンドル。世の中22アルデで盛り上がっているが、どうしてもカラーリングとデザインが気にくわなかったので、敢えて型落ちを、これまたヤフオクで購入。軽量ルアーが投げやすいよう、Availの浅溝スプールを搭載。
ルアーは主に5cmくらいのミノーを幾つか買いそろえた。中でも使いやすかったのはSMITH Dコンタクト50。サイズと重量のバランスが良くて投げやすく、バイトも多かった。
釣果まとめ1:猿橋公園下
滞在中は、都留市内の宿を拠点に幾つかのポイントを当たってみた。比較的頻繁に通った場所の一つは、猿橋公園下から入渓するポイント。上掲やまけんさんも紹介していた、桂川流域の中ではメジャーな釣り場の一つ。
公園下に桂川が流れており、駐車場も付近にあって入渓しやすい。それ故、エサ釣り師からルアーマンまで入れ替わり立ち代わり人が入るので、かなりタフコンな場所でもある。今回の遠征は週末のみレンタカーを借りるスタイルだったので、金曜夜から準備をし、土日両日入る事にした。
釣果としては、まず土曜に入渓点から少し歩いた場所でニジマスがヒット。対岸側の深みにミノーを投げ込んで、トゥイッチしながら巻いてくると川の中ほどで掛かった。過去に釣られた魚だったらしく、怪我をしていたので止血剤を塗った上でリリース。ここから釣り上がってみたが、この日は結局一尾のみ。
渓流ではリリース前提にするつもりなので、それなりの道具も揃えようと思っとります。
翌日の日曜は同じ場所から入渓して、釣り上がるも中々バイトが出ず。結局、禁猟区域手前、上流からの流れ込みがある辺りでヤマメがヒット。予想通り、数は少なかったものの、土日両日とも釣果が出たのはまずまずという感触だった。恐らく釣人の数も多いけれど、放流されている魚の数もまた多いんじゃなかろうか。この辺、漁協の方には感謝🤟
釣果まとめ2:都留市内の桂川流域
もう一ヶ所、滞在中に足繁く通ったのは都留市内の某ポイント。ここは宿から程近かったので、平日早朝に自転車で何度も行ってみた🚴♂️。猿橋公園同様、駐車場のすぐ脇を桂川が流れていて入渓しやすく、流れ込み・沈み根・瀬と深みとの変化など、いくつか良いポイントがある。
何度も通った甲斐もあって、釣果はそこそこ。ヤマメを中心に、ウグイなども釣れた。日によっては魚の活性がかなり高かったので、スプーン&スピナー縛りで釣ってみるなど、ゲーム性の高い遊びができた。
ヒットパターンは教科書的で、流れ込み付近にできた反転流や沈み根付近にルアーを通してくると、物陰から出てきてバイトするケースが多かった。ドリフト釣法も良くバイトが得られた。アップ~クロスにかけて対岸にキャストし、流れに乗せてトゥイッチ&リトリーブ。ラインが張った辺りでルアーが進行方向を変えて手前に泳いでくると、足元でバイトする。シーバス釣りのメソッドは他のフィッシュイーターにも応用できそうに思った👌。
渓流釣りの魅力とは?
今回初めての渓流釣りで感じた魅力の一つは、まず装備が軽快である事。今回使用したロッドBlanc Sierraは全長160cm足らず。3ピースなので仕舞い寸法は60cm程度しかない。16アルデバランは130gの軽量ロープロリールなので、ロッドと合わせても240g弱。一日中キャストしていても疲れない。メインで使うルアーは長さ5-6cm・重さ5g程度のミノーがメインなので、小さいルアーケースが精々2つもあれば一日釣りをするには十分。
また、ストライクを自ら作り出せるのも渓流釣りの面白い点だと思う。ルアーをキャストするポイントやトレースコースを工夫する事でバイトに持ち込むという、ルアーフィッシングの原点を感じられる。特にトゥイッチングのリズムや強弱の付け方を自分なりに考えて魚を掛けられた時は最高に気持ちがいい。とりわけベイトタックルを使えばピンスポットへのキャストがしやすく、ルアーを投げているだけでも楽しい。
渓相が美しいのも魅力の一つ。桂川は里川で周囲は民家が多いが、水質が比較的綺麗で釣りをしていても気持ちがいい。場所によってはゴルジュなどの神秘的な風景の広がる場所もある。今回滞在した期間は丁度川岸に桜が咲いていて、花見をしながら釣りをする事ができた。
ルールが分かりにくい?
一方、釣りをしていて一番気になったのは、漁協によるルール・規制が分かりにくいという点。今回の活動の中心としたエリアは桂川漁協と都留漁協の管轄区域が接する辺りで、気を付けないと区域を跨いでしまう。遊魚券は発行した漁協の管轄内でしか使えないので、ややもすると違反行為をしかねない🚫。また、場所によっては「延べ竿釣りのみ、ルアー禁止」の旨が掲示されていた。これも予め知っておかないと、悪気は無くてもルール違反をする可能性もある😱。
下記のようなサイトで調べれば分かる事ではあるけれど、そもそもどこにルールや規制がまとめられているか一見者には分からない。漁協のウェブサイトでも管轄域と釣法に関するルールはもっと分かりやすく伝えるべきではないかなと思った。
漁業協同組合ごとの遊漁規則と漁場図
https://www.pref.yamanashi.jp/shoku-ks/gyojyouzuyuugyokisoku.html
沼りそうな予感
ともあれ、それなりの釣果を納められた今回の遠征。都心からの交通の便の良さとか、タックルの軽快さとか、魅力も色々ある。年券も買ってしまったし、違う季節に是非再訪してみたいと思った次第。うどんやワインも美味しいしねー🍸🍜。また行きます👋
“桂川釣行記 2022年4月” への1件の返信