下田釣行記 2022年1月

今年初の釣り遠征🎣。以前から行ってみたかった伊豆半島にワーケーションを兼ねて滞在してみた。

事前釣査&タックル選定

いつも通り、遠征前には海図によって地形把握をしおておく。下田港は湾状になっていて、湾の入口には東西から堤防が延びている。それら堤防の南側がドン深、岸側はごく浅い地形になっている。

時期が時期だけに、さほど魚の活性は高くないと思ったがやはり地形変化は気になる。YouTubeで関連する動画を観てみた所、東西の岸から延びる堤防沖で釣果を上げている様子。アクセスが容易なだけにプレッシャー高い思われるが、両堤防沖はポイントの一つとして認識しておく。

また、下田西部には稲生沢川という川が南北に流れ、海に注いでいる。あわよくば汽水域でシーバスやチヌが釣れないかと皮算用🤔。

また、伊豆南部の漁港でカマスが釣れたという動画もあり、港湾部でのライトゲームも楽しめそう。

そんなこんなを勘案し、準備したタックル。先ずはカマスやアジを狙ったライトゲーム用に、Beams Inte64UL&アルデバランBFS。そして沖合いでのSLJ&根魚用にWSDT1652&アンタレスDCMD。昨年から始めたパックラフトとの組み合わせで、ロッドの長さは6ft台で十分。

このセットアップなら超軽量リグ~ビッグベイトまで幅広く扱え、携帯性も高い。今回は下田まで電車移動なので、荷物はコンパクトなほど良い。

釣り場が無い?

週末から現地入りし、事前に調べておいた釣り場を回る…が、意外にも入れる釣り場が少ない😱。下田付近で最も有名な釣り場であろう、犬走堤防はまさかの立入禁止。もう一つの福浦堤防は工事のため付近のテトラ帯含めこれまた全面立入禁止🚧。

加えて下田港界隈は夜釣り禁止の掲示が立てられている。どうもこの付近は伊勢海老やサザエといった経済的価値の高い海産物が漁業権で守られていて、密漁を取り締まるため夜間の規制が厳しいらしい。

実際には、立禁の掲示が出ている上記の堤防であっても釣り人の姿は見られたので、規制がなぁなぁになっている部分もある様子。しかし、ルールはルール。ましてや、よそ者の立場でルールを犯せば何を言われるか分かったモンじゃない。立禁の場所は完全にポイントから除外する。さぁ困ったな😟

湾奥カマス&ガシラ

アテにしていた好ポイントが潰れて困った所、調べてみると下田湾の湾奥部はまだ釣りができる様子。Googleマップ頼りに魚の着きそうな場所を探してみる。

結果、目を付けたのはテトラ帯。湾奥ではあったが、潮当たりが良く、ベイトも付きやすそうな場所。下田入りして数日間、まともな魚信すら得ていなかったので、根魚でも良いから釣って癒されたかったという事情もあり。

最初に入って釣れたのはガッシー君。20cmクラスを筆頭に、数匹立て続けに釣れた。日を改めて入った時には尺クラスの良形がかかり、せっかくなので2匹ほど持ち帰り。基本的に根魚はオールリリース心がけてるんですがね。プロポーションに魅せられました💘。

また、朝&夕マヅメではボイルが見えたので、メバル用プラグをキャスト。カツッというバイトに合わせると良形のカマスがかかった✌️。狙って釣れるとやはり気持ちが良い。こちらも持ち帰り。カマスは塩焼き、カサゴは刺身と潮汁でいただきました。

ただカマスに関しては、いずれのタイミングも数バイトあったもののヒット続かず。恐らく目の良い魚なので、遠くからでもルアーを見つけてくる反面、スレやすいのかとも思った。もう少しプラグの種類とカラーを拡充しておけば良かったかな。

使用したタックルはBeams Inte&アルデバランBFS。PE0.8号&VEPナイロン12lb。カマスにはラインが太すぎるかと思ったがそうでもない。歯が鋭い魚なので寧ろこれくらいの設定で丁度良かったかも。Beams InteはULクラスで良く曲がるので、尺クラスのカサゴだとガンガン曲がって楽しい。軽量プラグのキャストもしやすく、ライトゲームにおいては優秀な道具だと思う。

大根付近で特大フグ&エソ

もう一ヶ所ポイントとして目を付けたのは下田の東南部、須崎付近の岩礁帯。特に通称大根(だいこん)と呼ばれる大きな岩と湾の入口付近から延びる沖堤防の間辺りを、パックラフトに乗りながらSLJでやってみた。事前釣査を基に、深場のジギングで青物を狙った訳。須崎港からボートを漕ぎ出し、目標地点まで進む。

ポイント到着後はジグをキャストし、ボトム着底からのシャクり上げ。メインのジグとしてNatureBoysのスワンガー32gを使ってみるが、シャクりのピッチを変えたり、スイミングさせたり色々試してみるも無反応。少しポイントを移動しつつ、地形変化のありそうな場所を探ってみる。

数ヵ所移動し、少し浅場と思われる箇所に移動。着底からジグをシャクり上げると…お?何か小さい反応。アワせてみても全く引かないが、それなりの重さを感じる。どうも魚らしい。青物にしては大人しいなと思いつつ上げてみると…

正体は30cmに迫る大型のフグ。背中が青緑なので、青物かとぬか喜びしてしまった🤣。このサイズのフグが同じポイントで数回バイト、2匹キャッチした。外道の代表みたいな扱いをされる魚ではあるけど、このサイズになると何だかそれなりに釣った感もある。海上で一人歓喜の声を上げてしまいました😃🎶

どうも青物の気配が無いので、少し岸側に移動。ジグもZeakのZ_bit 40gに変更してスロー気味に誘ってみる。あわよくば、季節外れのハタが残っていないかな、と。

結果、釣れたのはこれまたゲスト代表のエソ君🤣。外道とはいえ、エソも初めて釣った魚種なのでそれなりに感動。ネットの網目からすり抜けるほどの小ささだったが、サイズ云々より、初対面って感動があるよね。恐竜みたいな愛しい顔を拝見した後、リリース。

https://www.instagram.com/p/CZUCjE6l56N/?utm_medium=copy_link

午後からは波風共に強くなって来そうだったので、正午を目処に港に帰還。これが実は英断で、昼過ぎから波風ゴウゴウでパックラフトが押し戻されてうまく操舵できないくらいに天候が悪化してしまった。結果的に無事で良かったけれど、Windyはしっかりチェックしておかないとダメだねぇ。

下田のまとめ

釣り禁やら工事中やらで、釣果以前に何かと制約の多さを感じた釣行記。まぁ釣り場の減少は全国的な動向なので、下田に限った事では無い。精々今ある釣り場を潰さないように行動するよう心掛けようと思うと同時に、パックラフトやSUPを使ったオルタナティブな釣りスタイルも積極的に試していく必要性を改めて感じた。

釣果的には青物が出なかったたのが残念😣。反面、カマス・大フグ・エソに初めて出会えたのは単純に楽しかった。なお、稲生沢川ではチヌらしき魚影が見えたものの、バイトは出せず。チヌ系は引き続き課題だねぇ✍️。

悲喜こもごもの下田滞在。暖かくなって銭州解禁になった暁にはオフショアジギングやりに来るぜ‼️と誓いつつフードストアアオキで買ったサンマ寿司を、昼時の駅の待ち合いで頬張った最終日でありました。

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