前々回のオカッパリ、前回の釣り堀と来て、バンコク滞在中最後にチャレンジしたのはオフショアの釣り。タイランド湾東部のチョンブリー県シラチャ郡にある、アオウドム港沖での船釣りをやってみた。
これまた貧果に終わってしまったのだが😂、反省を兼ねてツラツラ綴ってみる。
目次
事前釣査
今回タイの釣り事情を色々調べる中で、偶然知ったのが「エビスフィッシングシラチャ」という業者。シラチャの港から出港する乗合船を紹介してくれる会社で、タイ渡航前からコンタクトは取っておいた。LINEアカウントがあるので、友達登録させてもらえればいつでもメッセージが送れる。
FBページを見ると「乗合船中止」の旨が記載されているので、船は出せないのかと思いきや、よくよく聞いてみると客一人でも出してくれるとの事。イケるんじゃん😅。料金が4,500バーツで一人だと割高にはなるけど、日本でチャーター船に乗るより遥かに安い。可能なら是非予約したいと告げておいた。
どうやら冬場は海が荒れがちになるようで、船が出せないためバンコク滞在中も中々返信が来なかった。滞在日数も少なくなってきたので、ダメ元で再度こちらから連絡すると、金曜だけ可能性はありそうとの事。連絡したのは最早木曜未明。不安と期待の募る中、とりあえず出船可否の連絡を待つ事にした🤔。
予約できた‼
明けて木曜の朝。まだ船長から出船可否の返信が無いとの事。昼頃まで待ってみると…予約可能との返事。当然、速攻予約。👌さぁ腹は決まった。翌朝に備えて夜遊びは控え、寝る😴
翌早朝は4:30にホテル前からタクシーで出発。ホテルのあるプロンポン~シラチャ間の所要時間は約1.5時間、費用は1350バーツ位。エビスさんに予約を手伝ってもらったお陰で、船着き場まではすんなり行けた。
エビスの担当の女の子はちょっと天然系だけど、非常に親切で可愛らしい人でした😊。
船着き場では若干アワアワしながら、エビスの女の子の指示で釣り船に乗り込む。同船するのは船長と思しき年配の男性と、中乗りらしき若い男性。二人共タイ語しか話せないのでロクに挨拶もできず、不安満点で取り敢えず出港した。
事前にエビスさんから聞いた話では、主なターゲットはクイーンフィッシュ(イケカツオ)・サワラ・バラクーダで、アジサビキ等も可能という話。結構魚種が幅広いので、ワールドシャウラDTE 1652+アンタレスDCMD、そしてJetSetter86c+アルデバランBFSという守備範囲広めのタックルで望む。
実釣
港から出ること1時間程度で釣り場到着。同乗の二人は事前に釣ってある小アジのような小さな魚を針に付けて泳がせ釣りを始める。
こちとら、何が釣れるか、どんな釣り方が有効かなどサッパリ分からんので、取り敢えずミノーを投げてみる。数投するが、全く反応無し。周囲の釣り船も1,2匹上げてはいるものの、全体的に渋い様子。続けても見込みが無さそうなので、Google翻訳を使って場所移動を中乗りに促してみる。
少し移動した先は、何かの海上設備の近く。ストラクチャーが多く、いかにも魚が付きそうな場所ではある。
釣れ始めた…が、
と、ココで中乗りの仕掛けにヒット。かなりパワフルなファイトの後、揚がったのはグッドサイズのクイーンフィッシュ。かなり引きが強かったので、この時点で自分のタックルセッティングに自信が無くなる😱。
その後は爆釣、とまではいかないが、船長と中乗りの竿にポツリポツリとアタリが出始める。こちらはというと、全く無反応。手持ちのミノーやシンペンを一通りあちこちに投げてみたが、バイトの感触すら無い。どうも魚のいるレンジが深いようで、プラグ類では潜り切らない様子。
それでも餌釣りに走らないのは、ルアーマンの端くれとしての矜持でござる(w。
水深はさほどでも無いが、数十メートルはありそうだったので、メタルジグをシャクって誘ってみたがこれまた無反応。手持ちのジグが20~30gのSLJ用でシルエットが小さかったので、魚に認識されていなかったのかも知れない。
切れるカードも無くなってきたので、半ばヤケ気味にジグヘッド+ゲーリーグラブを底まで沈め、リフト&フォールで誘ってみる。数投の後、ゴン、と重い感触がロッドに伝わる。何とヒット😮。
必死でロッドを煽ってリーリングする…が、巻けない。引きが強すぎて微動だにしない。寧ろ、ドラグをフルロックにしてもズルズルとラインが出て行く。リールハンドルの柄の部分を持ったりして何とか巻こうとするが、歯が立たない。十数分の格闘の内、敢え無くリーダーがスッポ抜けてしまった😵。
リーダーを組み直して再度挑んでみるものの、結局魚信はコレでおしまい。他の魚種を釣りに行く様子も無かったので、同乗の二人が釣る姿を眺めて終了となった。
どえらい重量感だったけど、ホントにクイーンフィッシュだったのかな?映像が撮れてなかったのが残念。
納竿
この日の釣果は合計でクイーンフィッシュが5尾。当然、船長&仲乗りの釣果。一日を通じて波風も強く、魚の活性も低かった模様。個人的に悔やまれるのは、1尾も揚げられなかった事も勿論、タックルがのされてしまった事。お気に入りのアンタレスDCMDが通用しなかった事が軽くショックだった。まぁドラグ6kgなので、海の大型魚に挑むのはそもそも無理ゲーなんだけれども…これくらいのサイズはイケそうだがなぁ😞
因みに、船長&仲乗りが釣った魚は乗客がもらっても良いそう。自分がボウズでも釣果にあずかれるので、この辺りは日本より良いシステムかも知れない。今回はホテル滞在で、調理設備もロクになかったので、釣ってくれたお二人に提供。エビスさん曰く、シラチャ界隈には魚を持ち込めば調理してくれる居酒屋もあるようで、次回来た時は予めお店を下調べしとくのもアリかな🧑🍳🤘
遠征まとめ
この海釣りをもって、今回のバンコク遠征は終了。総じて釣果は乏しかったけれど、色んな釣法を試せたのは良かった。また過去のバンコク滞在は主に中心部だけだったのだけれど、今回郊外まで足を伸ばせた事で、同市の新たな側面が見られたようにも思う。タイでのオカッパリ・釣り堀・海釣りいずれもまだまだ深掘りする余地はあると思うので、時宜を見て再挑戦しようと心に誓い、日本に帰ったのでありました。また来る&釣るでー🙌