明石釣行(敗戦)記 2022年11月

思う所あって、11/5~11/12の日程で明石に遠征。タイトル通り、今回は釣行敗戦記😂

目的

当初の目的は、明石市周辺の河口・漁港で釣れる魚種やポイントの調査。明石海峡の鯛や蛸で有名な明石市の釣り場がどんなもんか、実際見てみようという目論見。特定の魚種を狙うというより、明石の釣り事情を確認してみたかった。

事前釣査と準備

いつもながら、海図を使ってマクロ的な事前釣査。明石は兵庫県南端の東西に長く伸びる市で、南側のほぼ全域が瀬戸内海に接している。大規模な河川は少ないが、漁港や防波堤が点在し、サーフも多い。Webで調べてみると、有名な釣りポイントも多数存在するとの事。

ただ同じ瀬戸内と言っても、海底の地形は東側と西側でかなりの違いがある。市の東部を南北に流れる明石川以東の沿岸は海底が深く、西に行くほど浅くなっている。ざっくりなアイデアとして、東側ではジギングで青物、西ではサーフでフラット系、汽水域のできる河口ではシーバス・チヌが入って来るのではないかという想像が働く。

明石川河口付近の海図

今回の遠征では、東京~明石までは新幹線、明石滞在中はレンタカーを借りるというスタイルだったので、あまりヘビーな装備は持ち込まず、釣り方もおかっぱりオンリーという方針とした。

具体的なタックルとしては、シーバス・チヌあたりを狙うためにジェットセッター86c&アンタレスDCMD、ライトゲーム用にBeams Inte64UL&アルデバランBFSを選択した。ジェットセッター86cはごく最近購入したロッドだが、ソコソコの遠投もできる8フィートのレングスと、仕舞い寸法60cmを切る携帯性があるので、電車移動による遠征には非常に便利。Beams Inte64も最近お気に入りで、ライトゲームロッドではほぼこれ一択。

携帯性の高さは正義

まぁ釣れなかったよ

と…想像たくましく準備してみたものの、今回の釣行は完璧な敗戦。何処に行っても、何しても釣れん😭。上記の通りもっともらしい仮説は立てていたのだが、そう簡単に明石タコの問屋は卸さんのである。

まぁ理屈で魚が釣れたら世話ないよね。

そんな訳で釣果もろくにまとめようもないのだが、このブログを読まれるであろう全国1000万の釣りファンの参考の為、明石周辺の釣り場事情について、各場所での所感・トイレと駐車場事情などできるだけ記録しておこうと思う。同じく遠征でに行かれる方の参考になれば幸いです🤟

釣り場#1:魚住漁港

明石市西部にある小規模な漁港。沿岸部は浅いサーフが広がる。漁港内や、L字型に伸びる堤防の沖側で釣りができる。

住吉漁港周辺の地形

サビキ釣りや餌釣りの人が多く、海遊びついでに釣りをしているファミリーも多い。ここではライトタックルで根魚を狙ってみたが、釣果はゼロ。帰りにすれ違った子連れのお母さんが、釣り師のおじさんからキスをもらったっと喜んでいたので、キスをターゲットにした釣りをした方がが良さそう。しかし、11月でもキスって釣れんのね。

このポイントの注意点としては、大きな駐車場が無い事。人によっては付近の神社の駐車場に停めているようだが、「参拝の方以外の駐車お断り」と明記してあるので、遠慮した方が無難と思われる。代わりにと言うべきか、漁港裏に数台駐車可能なスペースがある。非公式だが、一応駐車が許されている模様。

住吉公園内にはトイレもあり、水場もある。

釣り場#2:明石川河口~明石新波止

今回滞在した宿からも近く、河口と堤防という鉄板ストラクチャが絡むので一番期待していたポイント。

朝マズメの時間に初訪問した際は、堤防でジギングや餌釣りをしている人、河口から海側でフラット系狙いとおぼしき人が多かった。逆に河口から上流かけては中学生くらいの男の子が一人だけ。川で釣る人は少数派なのかな。

滞在中何度か通って、河口・水門・橋脚でシーバスを狙ったり、堤防でジギングをやったりしてみたが、釣果無し。明石川の岸沿いでシーバスやチヌの魚影はあったのだが、バイトには至らず。何か違ったんだな🤔

付近に駐車場は無いのだが、漁港裏が非公式の駐車場になっている模様。こういう場所が多いのは、地方ならではのおおらかさ。ただし平日・休日を問わず、釣り人の車で一杯。東京湾奥を彷彿させる人出で、ちょっと驚いた😳

付近の川端公園内で水は使えるが、トイレは常時閉鎖の模様。管理が大変なので閉じちゃったのかな。

余談だが、波止側は人気ポイントだけにゴミはかなり多かった。コマセの跡、ラインや仕掛け、タバコの吸い殻は言うまでもなく、階段の陰には人糞まである始末💩😱。近くにトイレがないので我慢できないのかも知れないが、いくらなんでも無いわー。釣り人のマナーの悪さが元で釣り場が続々ツブれている昨今、敏感になるべきではないかと思うんだがね。地方の牧歌的光景と言えばそうかも知れないが…

しかし不意に人糞と遭遇した時の衝撃たるや…筆舌に尽くしがたいってこの事よ。

釣り場#3:林崎漁港

明石中心部にほど近い漁港。かなり規模は大きく、漁港内から堤防のテトラまで釣り可能な場所は多い。

今回の遠征で唯一魚がかかったのはこの漁港。と言っても、アナハゼ2匹ってビミョー😂。まぁ使ったルアーが小型ミノーのDコンタクトとSPM55、トゥイッチアクションで誘ったので釣ったった感はあるのだが。

この漁港では東西から伸びる堤防周辺、および漁港内で釣りができる。居酒屋で出会った地元の方曰く、比較的最近できた沖堤防の影響で潮が変化し、東側堤防ではあまり釣れなくなったという話。また、漁港内にはロープか何かの障害物が多い箇所があり、根掛かりには注意が必要。

漁港近くに車は停められるが、常に混んでいる。また、少し段差のある駐車場なので、車高の低い車は底を擦るリスクもある。漁港入口付近が小さな公園になっていて、トイレと水場が使える。

釣り場#4:大蔵海岸ベランダ

明石市東部、朝霧川河口に絡むエリア。実際に入ったのは、通称「ラ・ムー裏」と呼ばれるディスカウントスーパー裏にある護岸。ここも汽水域にあたるので、シーバスを狙ってみたものの、釣果無し。夜に訪問してみた際、朝霧川内で若干バイトらしい感触があったが、フッキングせず。ベイトがルアーに接触してたのかな?

たまたま出会った餌釣り師のオジサンに依ると、先週は太刀魚が入れ食い状態だったが、週が変わって以降、全く当たらなくなったとの事。会った当日も餌のキビナゴをフグに取られまくって、全くダメダメな雰囲気だった。どうやら丁度ワタシが訪問した頃から潮の流れが変わってしまったらしく、魚の回遊コースが変わってしまったような雰囲気😣。

このポイントは、近くに大蔵海岸駐車場という大きな駐車場があり車は停めやすい。ただPM11:00-AM5:00の時間帯は入庫できないので、朝マズメを狙いたい場合は前日PM11:00に入庫して待機する必要はある。駐車場近くのトイレも使えるし、24h営業のスーパーであるラ・ムーでいつでも食料調達できる。周辺設備的には釣りがしやすい環境であると思う。

釣り場#5:アジュール舞子

明石滞在最終日に寄ってみた釣り場。明石大橋をいただくかなり大きな護岸施設で、フェンスが張り巡らされているので安全に釣りができる。反面、このポイントはアクセスしやすいだけに人出がすごく多い。立ち寄ったのが週末という事もあり、どこに行ってもサビキ仕掛けでマッタリ釣りを楽しむ家族連れだらけ👨‍👩‍👧。私のようにルアーで釣ろうという人は少数派で、釣果も上がっていない様子だった。

あまりの人の多さで、一度ならず人様とラインがおまつりしたりしたので、週末は避けた方が良さそうな場所と思った😑。大蔵海岸で会った件のオジサンに依ると、秋口は大サバ狙いで来る人もいるらしいので、朝マズメの時間帯であればワンチャンあるのかも。

ここも近くに舞子公園駐車場(第1、第2)があって駐車場所には困らない。道端に停めている人も少なからずいるようだけど、まぁ行儀良く駐車場を使った方が、釣り場閉鎖の憂き目を見ないためにも無難でしょう。駐車場近くにキレイなトイレもある。

釣り「拠点」としての明石

そんなこんなで釣果的には散々だったのだが、あちこち釣り場を回ったり色んな話を聞いたりして、今後の釣りプランを考える上で参考にはなった✍️。

特に面白いと思ったのは明石市の持つ地理特性。地図で見れば分かる通り、明石は東西南北の交通の便がかなり良い

まず東西方向で言うと、西明石から山陽新幹線を使えば、西は博多まで2.5~3時間程度で出られる。また新幹線と東海道線を乗り継げば、東は東海地方まで難なく出られる。焼津辺りまでなら、やはり2.5時間程度。

また南に目を移せば、淡路島とは目と鼻の先だし、明石市内から高知まで車で行っても3時間半程度しかかからない。逆に北上すれば、私の故郷である京丹後市までは2時間少々。

ちょっと遠征する気があれば、博多湾~東海、日本海~太平洋まで様々な釣り場にアクセスする事ができる。特定の魚種に拘らず、色んな釣りをやってみたい移り気アングラーとしては(w、拠点とするにはかなり好都合な場所ではないかと感じた。

また、今回は挑戦する機会がなかったものの、明石自体の魅力としてオフショア釣りの楽しみもある。市内にある船宿から出て、明石沖で鯛ラバや青物ジギングを楽しむ、なんていうのも楽しそう🤘。

ローカルでの日常的な釣り、そしてお気軽遠征の拠点として明石市のポテンシャルは結構高いなと思った。ちょっと住んでみても良いかな🤭。

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